温室効果ガス観測

地球環境研究センターでは、大気中の二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの発生源・吸収源(消滅源)の強さや分布を明らかにするために、様々なプロジェクトによりこれらの気体の詳細な時間変化や空間分布を観測しています。

アジア太平洋モニタリングサイト
国立環境研究所が中心となって、または協力機関として観測している温室効果関連物質および大気汚染物質を対象に、アジア・太平洋域に特化した観測サイトの情報を提供しています。地上観測ステーションは、大気分野と生態系分野に分類されており、興味のある観測パラメータや地図上の位置を選択することにより、観測サイトを絞り込むことができます。また、船舶・航空機観測に関しては、一年ごとの航路図を公開しています。このサイトにより、観測データの利活用の促進や、国際共同研究の推進が期待されます。
地上ステーションモニタリング(温室効果ガス観測)
沖縄県八重山諸島波照間島、北海道根室半島落石岬にある観測サイトにおいて、温室効果ガスのベースライン濃度(人為的な影響を無視できる清浄な大気濃度)を観測するプロジェクト。現在観測継続中。温室効果ガストレンドアップデート (GGTU) サイトにてデータ提供中。
陸域生態系炭素収支モニタリング
森林生態系の炭素収支機能の特性評価とともに観測手法の検証・評価を目標とするプロジェクト。北海道苫小牧市に所在するカラマツ林において渦相関法を用いた炭素収支観測をはじめとする森林生態系の諸機能の定量的観測を2000年から行っている。
大気ー海洋間の二酸化炭素交換モニタリング
北太平洋海域での二酸化炭素フラックス(吸収・放出量)に関するプロジェクト。海運会社の協力を得て観測機器を商船に搭載し1995年から観測を行っている。
温室効果ガストレンドアップデート
温室効果ガストレンドアップデート(GGTU)は、地球環境研究センターのグローバル温室効果ガスデータベース(G3DB)の一部として、波照間および落石岬にあるモニタリングステーションで観測されている温室効果ガス濃度をいち早く提供するサイトです。現在、波照間および落石岬ステーションのCO2濃度データをGGTUデータベースに1時間毎にアップデートしています。日平均は1時間毎のデータから計算され、その日平均値を用いて長期トレンドを計算し、年増加率を評価します。このサイトから、最新のCO2濃度の年増加率や日平均、週平均、月平均、年平均を見ることができます。また、過去の週、月、年間の時間変化も見ることができます。
アジアフラックス(AsiaFlux)
アジア各地の陸域生態系において、生態系と大気の間で交換される二酸化炭素、水蒸気、および熱エネルギーの量を微気象学的方法で長期連続測定する観測点のネットワーク。1999年に設立。日本(国立環境研究所)、韓国(延世大)、中国(中国科学院)に事務局を置き、観測技術の普及やデータ提供などの活動を行っている。 英語のみ。国立環境研究所のウェブサイトを離れます。
GOSAT(温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」)プロジェクト
GOSATは世界初の温室効果ガス観測専用の衛星で、平成21年1月23日の打上げ以降、現在も観測を続けています。国立環境研究所が宇宙航空研究開発機構や環境省と共同で推進しているGOSATプロジェクトでは、地球大気の二酸化炭素とメタンの濃度を宇宙から観測し、その吸収・排出量の推定精度を高めることを主目的にしています。当サイトとそのリンクサイトでは、GOSATプロジェクトの紹介、関連ニュースの掲載、さらにGOSAT観測データとそのプロダクトの提供を行っています。
国立環境研究所 GOSAT-2(温室効果ガス観測技術衛星2号)プロジェクト
国立環境研究所GOSAT-2プロジェクトのホームページ。温室効果ガス観測技術衛星2号(GOSAT-2)は、温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)の後継機で、環境省・宇宙航空研究開発機構・国立環境研究所により現在開発が進められています。GOSAT-2の打上げは2017年度(平成29年度)に予定されています。国立環境研究所GOSAT-2プロジェクトではGOSAT-2高次プロダクトの作成・配布・検証などを実施します。