分野別関連リンク

温室効果ガス観測

国立環境研究所では、大気中の二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの発生源・吸収源（消滅源）の強さや分布を明らかにするために、様々なプロジェクトによりこれらの気体の詳細な時間変化や空間分布を観測しています。

国立環境研究所が中心となって、または協力機関として観測している温室効果関連物質および大気汚染物質を対象に、アジア・太平洋域に特化した観測サイトの情報を提供しています。地上観測ステーションは、大気分野と生態系分野に分類されており、興味のある観測パラメータや地図上の位置を選択することにより、観測サイトを絞り込むことができます。また、船舶・航空機観測に関しては、一年ごとの航路図を公開しています。このサイトにより、観測データの利活用の促進や、国際共同研究の推進が期待されます。

地上ステーションモニタリング（温室効果ガス観測）

データセット一覧リアルタイムデータ

沖縄県八重山諸島波照間島、北海道根室半島落石岬にある観測サイトにおいて、温室効果ガスのベースライン濃度（人為的な影響を無視できる清浄な大気濃度）を観測するプロジェクト。現在観測継続中。

シベリアの温室効果ガスモニタリング

データセット一覧

地球環境研究センターでは、1993年からシベリア上空で航空機を使って大気のサンプリングを行っています。2001年からはBerezorechkaにおいて、航空機を使った二酸化炭素濃度の鉛直分布の現場測定を開始しました。2001年からは、シベリアにタワーネットワークを構築し、温室効果ガスの連続観測を行っています。

大気ー海洋間の二酸化炭素交換モニタリング

データセット一覧

北太平洋海域での二酸化炭素フラックス（吸収・放出量）に関するプロジェクト。海運会社の協力を得て観測機器を商船に搭載し1995年から観測を行っている。

CONTRAIL

データセット一覧

CONTRAILは民間航空機を利用して継続的に温室効果ガスを観測する世界で初めてのプロジェクトで、気象研究所、日本航空、ジャムコ、JAL財団との協力により2005年に開始しました。民間航空機に二酸化炭素濃度連続測定装置（CME）と自動大気サンプリング装置（ASE）を搭載して全球規模の温室効果ガスの空間分布とその経年変動を明らかにしています。

GOSAT（温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」）プロジェクト

GOSATは世界初の温室効果ガス観測専用の衛星で、平成21年1月23日の打上げ以降、現在も観測を続けています。国立環境研究所が宇宙航空研究開発機構や環境省と共同で推進しているGOSATプロジェクトでは、地球大気の二酸化炭素とメタンの濃度を宇宙から観測し、その吸収・排出量の推定精度を高めることを主目的にしています。当サイトとそのリンクサイトでは、GOSATプロジェクトの紹介、関連ニュースの掲載、さらにGOSAT観測データとそのプロダクトの提供を行っています。

GOSAT-2 プロジェクト

国立環境研究所GOSAT-2プロジェクトのホームページ。温室効果ガス観測技術衛星2号（GOSAT-2）は、温室効果ガス観測技術衛星（GOSAT）の後継機で、環境省・宇宙航空研究開発機構・国立環境研究所により開発され、2018年10月29日に打上げられました。国立環境研究所GOSAT-2プロジェクトではGOSAT-2高次プロダクトの作成・配布・検証などを実施します。

炭素吸収源／排出量

国立環境研究所では、二酸化炭素の吸収源を特定したり、排出量や固定量（二酸化炭素の吸収）を推定するため、さまざまな活動を行なっています。

陸域生態系炭素収支モニタリング

データセット一覧

森林生態系の炭素収支機能の特性評価とともに観測手法の検証・評価を目標とするプロジェクト。北海道苫小牧市に所在するカラマツ林において渦相関法を用いた炭素収支観測をはじめとする森林生態系の諸機能の定量的観測を2000年から行っている。

温室効果ガスインベントリオフィス（GIO）

GIOは、日本の温室効果ガス排出・吸収目録（インベントリ）の策定、および海外支援として主にアジア途上国のインベントリ改善に係る能力向上支援業務等を担っている。GIOのホームページでは、「日本国温室効果ガスインベントリ報告書(NIR)」、「日本の温室効果ガス排出量データ」等が公開されている。

温室効果ガスインベントリ

毎年の温室効果ガス排出量・吸収量データベース、日本国温室効果ガス（NIR）報告書。当該データは日本政府から気候変動枠組条約事務局に提出している温室効果ガスインベントリに準拠している。

化石燃料燃焼による人為起源二酸化炭素（CO₂）排出量の全球1kmデータ

データセット一覧

本データ（ODIAC CO₂排出量データ）は、化石燃料（石炭、石油、天然ガス）の燃焼による人為起源二酸化炭素（CO₂）排出量の全球分布を1x1kmの空間解像度で示したものである。高解像度の排出量空間分布は、発電所データベースならびに夜間光衛星データを組み合わせたモデルで推定されている。また、元となるCO₂排出量は毎年最新の燃料統計データを反映して更新されている。オリジナルの1x1km解像度のバイナリー形式のデータのほか、netCDF形式の低解像度（1x1度）版も公開している。（英語ページのみ）

アジアフラックス（AsiaFlux）

アジア各地の陸域生態系において、生態系と大気の間で交換される二酸化炭素、水蒸気、および熱エネルギーの量を微気象学的方法で長期連続測定する観測点のネットワーク。1999年に設立。日本（国立環境研究所）、韓国（延世大）、中国（中国科学院）に事務局を置き、観測技術の普及やデータ提供などの活動を行っている。英語のみ。国立環境研究所のウェブサイトを離れます。

京都議定書における吸収源情報DB

森林による炭素吸収に関するポータルサイト。国際制度データベース、空間情報データベース、国際統計データベース、国際研究データベースを提供。

Carbon Sink Archives

陸域の炭素収支に関する二次元データの保存、提供、解析に関するwebサービス。様々な陸域炭素収支モデルの比較のためのツールを備え、最新のモデル計算結果の定期的な評価を行う。（英語ページのみ）

CGERレポートに掲載されているデータ集

陸域生態系吸収源ワークショップ

「陸域生態系の吸収源機能に関する科学的評価についての研究の現状」国際ワークショップの報告書。森林・土地利用分野における国内外の研究動向がまとめられている。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D030-2001

ボン合意とその政策的含意

京都議定書の運用ルールの枠組みが決められたボン合意について吸収源に限定して、合意に至るまでの交渉過程を分析し、その政策的含意、問題点、今後の展望を明らかにした報告書。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D029-2001

Institutional Dimension of Global Environmental Change, Carbon Management Research Activity

IDGECにおける 3大研究プロジェクトの1つである「炭素管理の制度的側面」に関する初の国際ワークショップにおける発表、議論をとりまとめた報告書。「炭素管理の制度的側面」は国際研究プログラムで、京都議定書に導入された京都メカニズムや、長期的な地球温暖化防止に関わる国際レジームの制度設計に関わる課題を研究することを目的としている。英語。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D028-2001

京都議定書における吸収源プロジェクトに関する国際的動向

吸収源関連プロジェクトの基本認識をとりまとめるとともに、森林・土地利用分野におけるCDM/JI（Clean Development Mechanism/Joint Implementation: クリーン開発メカニズム/共同実施）に関して、国際的な動向や議論、また主要な機関の動向についてとりまとめた出版物。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D027-2000

温暖化影響と対策

国立環境研究所では、地球温暖化によって引き起こされる海面上昇などの現象を予測したり、これらによって引き起こされる問題の対策など、様々な活動を行なっています。

温暖化影響モニタリング（高山帯）

リアルタイムデータ

温暖化に対する高山帯の生態系の脆弱性は、気候変動に関する政府間パネル（IPCC）でも指摘されるなど、モニタリングの必要性は世界的な共通認識となっています。そこで、日本国内の高山帯を対象として、積雪・融雪時期や植物の活動を把握するため、定点カメラの撮影による高山帯のモニタリングを行っています。

気候変動適応情報プラットフォーム (A-PLAT)

気候変動による悪影響をできるだけ抑制・回避し、また正の影響を活用した社会構築を目指す施策（気候変動適応策、以下「適応策」という）を進めるために参考となる情報を、分かりやすく発信するための情報基盤。

グローバルカーボンプロジェクト（GCP）つくば国際オフィス

GCPは、炭素循環の解明と管理にかかわる国際研究プログラムの推進と調整に関する国際オフィス機能を担っている。また、GCP本体のホームページでは世界の炭素収支のデータ等が提供されている。

IPCCシナリオデータベース

世界中の数百種類以上にのぼる温室効果ガスの排出予測を整理したデータベース。IPCCの温室効果ガス排出シナリオに関する特別報告書（SRES）、第３次評価報告書（TAR）および第四次評価報告書（AR4）において取りまとめられたシナリオを中心とし、IPCC以外をも含む数多くの排出シナリオが収集されている。

CGERレポートに掲載されているデータ集

地球温暖化と湿地保全ワークショップ

2001年9月北海道釧路市において国立環境研究所が開催した、「地球温暖化と湿地保全に関する国際ワークショップ」における発表、議論をとりまとめた出版物。気候変動枠組条約とラムサール条約のインターリンケージ。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D032-2002

海面上昇データブック2000

温暖化の影響として懸念されている海面上昇問題について、この問題の将来予測や沿岸域への影響、環境評価・カントリースタディー、国際的な取り組み、対応戦略や適応策の側面から、一般向けにわかりやすく解説した出版物。日本語と英語の併記。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D025-2000

成層圏オゾン／紫外線

国立環境研究所では、成層圏オゾン層や紫外線を観測する、さまざまなプロジェクトを実施しています。

有害紫外線モニタリングネットワーク

データセット一覧

全国の多くの機関による有害紫外線（Ｂ領域紫外線；UV-B: 280〜315nm）観測のネットワーク。有害紫外線の地表到達量の全国的な把握を目指している。観測データは、紫外線暴露による健康影響評価などに広く活用される。

ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報

リアルタイムデータ

国内の北に位置する北海道の落石岬と陸別、南方の沖縄の辺戸岬と波照間および関東地方のつくばの5ヶ所の有害紫外線モニタリングネットワークのサイトで観測された有害となる紅斑紫外線量と、それをもとに計算されたビタミンDを生成する紫外線量を、準リアルタイムに提供している。

成層圏極渦予測

リアルタイムデータ

米国の環境予測センター（National Center for Environmental Prediction）が提供している気象予報データを用いた成層圏極渦予測。南北両極の渦位と気温の分布図（00,24,48,72,96時間の予測図）を表示。※成層圏極渦予測とは、成層圏の北極、南極域の特徴を持った空気塊の位置、形、大きさの予測のこと。

ILAS/ILAS-II（極域オゾン層の衛星観測データ）

データセット一覧

オゾン層衛星観測センサILASにより観測された極域成層圏におけるオゾン等の大気微量成分濃度の高度分布データベース。ILASは、地球観測プラットホーム技術衛星ADEOSに搭載された大気センサとして環境省（旧環境庁）によって開発された。ILAS-IIはその後継センサ。観測はILASが1996-97年、ILAS-IIが2003年である。

つくばにおける成層圏オゾンモニタリング

オゾンの高度分布を精緻に把握するため、つくばにおける成層圏オゾンを観測するプロジェクト。観測は1988年から2004年までの夜間晴天時に実施された。

北域成層圏総合モニタリング

オゾン層破壊の実態を調べるため、オゾン濃度の全量、高度分布の他、オゾン層破壊関連微量成分を観測するプロジェクト。北海道陸別町の協力・支援のもと、国立環境研究所、名古屋大学太陽地球環境研究所（現宇宙地球環境研究所）による総合観測研究を1997年10月より共同で実施。

大気汚染／酸性雨

国立環境研究所では、大気汚染や酸性雨の状況を明らかにするため、さまざまなプロジェクトを通じて調査をおこなっています。

全国酸性雨データベース

全国環境研協議会によって平成3年度以降実施された、全国的な酸性雨観測プロジェクトによって集められたデータの提供。

つくば大気質モニタリングデータ

国立環境研究所大気観測・実験施設（大気モニター棟）での大気質と気象の常時監視データ（1995～2022年）

固定発生源NOx, SOx, PM排出係数データベース（EF-JASS, ver2）

大気汚染物質に関するインベントリ分析を目的として、日本における固定発生源に関する窒素酸化物（NOx），硫黄酸化物（SOx）および粒子状物質（PM）の排出係数を収録したデータベース。2012年3月にver.2に更新。

東アジア大気汚染物質排出量グリッドデータベース

北半球における越境大気汚染の解明を目的とした、発生源インベントリーデータベース（空間分解能を経緯度0.5度）。

大気汚染物質排出インベントリー

大気汚染物質の排出構造を解析するために、地域毎の大気汚染物質排出インベントリーを作成するプロジェクト。中国、インド、韓国を対象として、地域別、部門別排出量別に1990年、1995年、2000年の排出インベントリーを作成している。

CGERレポートに掲載されているデータ集

IGAC…航空機・地上観測データ91-95

東アジアにおける酸性・酸化性物質の動態解明のため実施された航空機観測及び集中地上観測のデータを集成したデータ集。CD-ROM。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D018(CD)-1997

IGAC…航空機・地上観測データ96-98

航空機観測及び集中地上観測のデータ集。英語。
CGER Report, ISSN1341-4356, D026(CD)-2000

'94 IGAC/APARE/PEACAMPOT 航空機・地上観測データ

太平洋上の対流圏大気に関する東アジアの大陸気塊の影響（PEACAMPOT）を調査するため実施された、航空機観測、地上強化観測の成果を集成した出版物。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D010-1996

'95 IGAC/APARE/PEACAMPOT 航空機・地上観測データ

太平洋上の対流圏大気に関する東アジアの大陸気塊の影響（PEACAMPOT）を調査するため実施された、航空機観測、地上強化観測の成果を集成した出版物。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D011-1996

サプライチェーン

国立環境研究所では、経済活動のサプライチェーンを通じた環境負荷の発生や資源消費に関する情報提供を行っています。

産業連関表による環境負荷原単位データブック（3EID)

わが国の『産業連関表』を用いて算出した"環境負荷原単位"を収録した出版物、およびウェブ版。

マテリアルフローデータベース

経済活動にともない製品やサービスの生産、消費によって発生する排ガス、廃液、固形廃棄物のフロー推計を行い、データベースとして整備することを目的としたプロジェクト。

CGERレポートに掲載されているデータ集

マテリアルフローデータブック日本を取りまく世界の資源のフロー

環境資源勘定に関する研究で整備されたマテリアルフローデータを、世界から日本へ流入する自然資源の「輸入」という側面を中心に地図と数表でまとめた出版物。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D022-2001

マテリアルフローデータブック日本を取りまく世界の資源のフロー第２版

環境資源勘定に関する研究で整備されたマテリアルフローデータを、世界から日本へ流入する自然資源の「輸入」という側面を中心に地図と数表でまとめた出版物。第２版。和英併記、CD-ROMによる図版の提供。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D033-2001

マテリアルフローデータブック日本を取りまく世界の資源のフロー第３版

環境資源勘定に関する研究で整備されたマテリアルフローデータを、世界から日本へ流入する自然資源の「輸入」という側面を中心に地図と数表でまとめた出版物。第３版。和英併記、CD-ROMによる図版の提供。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D040-2006

日本の伐採木材・炭素フローデータブック

木材におけるマテリアルフローおよび炭素フローを取りまとめた出版物。英語・日本語併記。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D034-2004

産業連関表二酸化炭素排出原単位

地球温暖化対策技術評価に関する研究を通じて得られた産業部門別の二酸化炭素排出原単位をとりまとめた出版物。この本に収録された原単位データを用いれば、系内の活動に起因する直接・間接の排出量を計算することができる。原単位データをおさめたCD-ROMを添付。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D016-1997

水環境

国立環境研究所では、人間活動の結果から生じる水環境の汚染物質を定期的に計測するさまざまなプロジェクトを実施しています。

GEMS/Water Japan

データセット一覧

国連の実施するGEMS/Waterプロジェクト（国際的な淡水水質監視プロジェクト）の日本におけるナショナルセンター。国立環境研究所生物・生態系環境研究センター内に設置されている。

霞ヶ浦データベース

データセット一覧

当研究所の発足以来、約40年間継続的に霞ヶ浦において実施されてきた調査によって収集されてきた水質や生物に関するデータのオンラインによる提供。関連情報として、霞ヶ浦長期モニタリング研究に携わっている研究者のリスト、霞ヶ浦にまつわる年表、文献目録なども提供。

霞ヶ浦気象データベース

当研究所の霞ヶ浦臨湖実験施設で収録した気象等のデータ（地上の気温，湿度，風向，風速および日射量）を提供。

摩周湖長期モニタリング

北海道摩周湖における水温・プランクトン・水中光や低濃度の化学物質の長期モニタリング結果を提供。

全球水資源モデルH08

全球水資源モデルH08は全球への適用を想定して開発された分布型水文モデルである。自然の陸域水循環と主要な人間活動に関する計算を高い時間・空間解像度で実施することができる。H08のソースコードとマニュアル、入力気象データが入手可能である。

世界流域データベース

近年世界中で顕在化しつつある水問題の解決には、流域から地球規模の自然科学から社会科学にわたる統合的な研究や解析と、それに基づく管理や対策の実施が必要である。このような背景の元に開発されたのが世界流域データベース（Global Drainage Basin Database: GDBD）である。本ホームページより、本データベースの解説書及びアフリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、北アメリカ、南アメリカの各地域のGISファイルをダウンロードすることができる。プロジェクト満了につきデータ更新終了。

自然・生物

国立環境研究所では、地球環境の把握という観点から自然・生物に関するプロジェクトを行なっています。

JaLTER（日本長期生態学研究ネットワーク）Metacat サービス

長期生態学研究の促進を目的とした観測サイトネットワークJaLTERの観測データベース。JaLTER加盟サイトが提供する観測データが格納されており、非商用目的ならば利用可能。

全国土地利用データベース Web版（LUIS Web）

LUIS（Land Use Information System）は、日本全国の土地利用の歴史的変化（近世末〜昭和末）を表示するシステム。その画像データの一部を各種条件の指定が可能なWebアプリケーションとともに公開・提供している。

衛星画像を利用した全球土地被覆図

この全球土地被覆図は、全球を緯度経度30秒メッシュでカバーするもので、WGS84 ellipsoidに基づく。また本図の作成にあたり複数の既住全球土地被覆図と地上トレーニングデータを用い、分類カテゴリを6分類に絞ることで精度を向上させた。

リモートセンシングによる東アジア地域の植生状況モニタリング

米国海洋大気庁（NOAA）の人工衛星に搭載されているAVHRRセンサで観測したデータを用いた、熱帯から亜熱帯まで多様な森林が分布する東アジア地域の植生・土地被覆状況を監視するプロジェクト。1996年及び1997年に取得されたデータから作成されたアジア植生指数月別モザイク図をオンラインおよびCD-ROMで公開。プロジェクト満了につきデータ更新終了。

CGERレポートに掲載されているデータ集

熱帯域陸上生態系の植生基礎データベース

マレーシアのパソ、タイのホイカーケン、スリランカのシンハラジャの計３ヶ所に設置したプロットにおける、樹種ごとの胸高直径分布を地図と表でまとめた出版物。熱帯林の生物多様性の維持機構の解明や熱帯域における森林の炭素蓄積機能の把握、熱帯生態系の持続的管理へ向けた指標の策定などの基本となるデータを提供。
CGER Report, ISSN1341-4356, CGER-D037-2006