地球環境データベースとは

気候変動問題に代表されるような、地球規模で起きる環境問題の現象解明、将来予測や影響評価などの研究を円滑に行うためには、全球的かつ多分野の情報が必要です。また、これらの地球環境問題の影響は広範囲に及ぶため、立場や考え方の異なる様々なステークホルダー(利害関係者)の間で、その対応について議論されるようになってきました。このため、地球環境問題に関する研究成果を一般の方々にも分かりやすく提供する必要性も高まっています。

国立環境研究所(NIES)地球システム領域(ESD)地球環境研究センター(CGER)では、地球温暖化をはじめとする地球環境問題に関する自然科学・社会科学分野の研究で得られたデータや成果を収集・整備し、公開する基盤データベースとして、地球環境データベース(GED)を構築しました。

このサイトでは、『データセット一覧』『リアルタイムデータ』『解析ツール』の各メニューが利用できます。

データセット一覧

GEDから公開しているデータセットを、キーワードやカテゴリーなどで絞り込んだりマップから検索することができます。利用したいデータが具体的に決まっている場合にはこちらからスタートして頂くと便利です。

データセットはデータ提供者により品質管理されており、その多くにはデータの利活用を促進するDOI(デジタルオブジェクト識別子)が付与されています。多くのデータはメタ情報付のデータ形式(NASA Amesフォーマット など)で公開されており、自動グラフ作成機能によりデータをダウンロードすることなく素早く概観することもできます。

CGERが管理・運用している研究データ管理システム(GERDaMS: Global Environmental Research Data Management System)と連動しており、GERDaMSに登録されたデータセットの標準的な公開先となっています。

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リアルタイムデータ

ほぼリアルタイムで更新されているデータを品質管理にかかわらず、いち早く提供しています。早急に現況を把握したい場合に有用です。

より詳細なデータ解析等には、追って『データセット一覧』から提供される確定値をお使い下さい。

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解析ツール

ユーザがデータを解析するのに役立つツールやWebアプリケーションを提供しています。

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また、『分野別関連リンク』では、これまで国立環境研究所(特に地球環境研究センター)がかかわってきた幅広い分野にわたる研究成果・データをテーマ別に一覧できます。これらには、環境研の他の領域との協力で作られているコンテンツや、データそのもの以外に研究報告(CGERレポート等)も含まれます。
分野別関連リンクへ

地球環境データベース(GED)および取扱いデータに関するお問い合わせはこちらまでお寄せ下さい。