全国土地利用データベース

En

土地利用図の見方

2kmメッシュ日本の土地利用データセット:
LUISのデータセットは、基礎資料である国土地理院発行の日本全国の 5 万分の 1 地形図を一辺 2 km のメッシュ (格子、網) で区画にわけて、各メッシュ内で最大の面積を占める土地利用 (卓越利用)、および各メッシュ内に存在する全ての土地利用についてデータ化し、網羅したものです。
土地利用分類について:
LUIS Webで用いている土地利用コードの一覧を 図1 に示します。

5 万分の1 地形図に記載されている土地利用分類について:
LUISではコードNo.11 (乾田) ~38, 41, 42, 50~53, 55 (しゅろ科樹木) までの 計 35 種類の土地利用コードを用いて分類しています。時代によって土地利用も変遷していくため、それぞれの時代により一部の土地利用の分類方法が変わっていく点にご注意ください。たとえば、田については、近世末、明治・大正期、昭和中期の 3 時代には乾田、水田、沼田に分類しているのに対して、昭和末期は田という一つの分類になっています。
複合分類について:
それぞれ数種類ある田、畑、林の土地利用を 1 つのグループとしてまとめた 複合分類 を 4 種類設けました。コードNo.61 全田 (11, 12, 13)、No.62 全畑 (14, 15, 16, 18, 51, 53)、No.63 全林 (20, 21, 22, 24, 27, 50, 51, 55)、No.65 その他樹林 (22, 24, 41, 55) となっています。
卓越利用:
各メッシュ内で最大の面積を占める土地利用をとくに 卓越利用 といいます。
土地利用概況 では、土地利用図中の各区画は卓越利用の色で表示されます。
存在利用:
各メッシュ内に少しでも存在する土地利用を 存在利用 といいます。
土地利用の卓越・存在状況 で「卓越・存在別表示」を選択した場合、指定した土地利用について、卓越利用である区画と、存在利用である区画を色分けして表示します。
存在する順位:
ある土地利用がメッシュ内で占めている面積を順位付けしたものを 存在する順位 といいます。
土地利用の卓越・存在状況 の「存在する順位を表示」を選択した場合、指定した土地利用について、存在する順位が 1 番目 (卓越利用) から、2 番目、3 番目、4 番目以降だが存在する区画を色分けして表示します。
地図の作成方法について:
地図 (土地利用図) の正確な作成方法については、以下の文献をご参照ください。
氷見山幸夫 (1995). 1.1 近代化と国土利用の変化 (pp.2-3), アトラス -日本列島の環境変化 (西川治監修, 氷見山幸夫他編, 朝倉書店).