UVインデックスの求め方
このページで紹介しているUVインデックスは、有害紫外線モニタリングネットワークによる観測データから次のような順序で求めています。
CIE紫外線強度(単位:W/m2)を40倍して指標化したものをUVインデックスと呼んでいます。
ここでは、B領域紫外放射計(MS-212WまたはMS-210W)およびA領域紫外放射計(MS-212AまたはMS-210A)での測定値を基に
UVインデックスを求める手順を示します。
- B領域紫外放射計によって測定されたUV-B紫外線強度(MS_UVB)と、観測局の緯度・経度および測定時刻から求められる太陽光が通過してきた大気の厚さ(air mass)、
そしてオゾン全量から以下の変換式を使って280nm〜315nmに制限されたCIE紫外線量:CIE(315)を求めます。
但し、ここで使われるair massとは太陽が真上にある時の大気層の厚さを1とした場合の路程の比のことです。このair massにオゾン全量を乗じた量は「実効オゾン全量」
と呼ばれ、オゾン全量が紫外線量に与える影響を太陽高度の影響を含めて一元的に表現できる便利な量です。
なお、係数α、β、γは現時点で、 α=0.0345, β= -0.8232, γ=0.4249 を使っています。
ただし、air mass が4.0より大きい場合は、4.0として計算します。
また、オゾン全量は、ドブソン単位【DU】で表記した値の1000分の1を使います。 - A領域紫外放射計によって測定されたUV-A紫外線強度(MS_UVA)とair massから以下の変換式を使って
315nm〜400nmのCIE紫外線強度に対応するCIE(400)を求めます。
なお、係数δ、εは現時点で、 δ=0.00134, ε= -0.1617 を使っています。
ただし、air mass が4.0より大きい場合は、4.0として計算します。 - 求まったCIE(315)とCIE(400)の単位をW/m2に変換して加え、280nm〜400nmのCIE紫外線強度を求めます。
- 3で求まったCIE紫外線強度を40倍してUVインデックスを求めます。
11+ | 極端に強い | 日中の外出は出来るだけ控えよう。 必ず、長袖シャツ、日焼け止めクリーム、帽子を利用しよう。 |
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10 | 非常に強い | ||
9 | |||
8 | |||
7 | 強い | 日中は出来るだけ日陰を利用しよう。 出来るだけ、長袖シャツ、日焼け止めクリーム、帽子を利用しよう。 |
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6 | |||
5 | 中程度 | ||
4 | |||
3 | |||
2 | 弱い | 安心して外で過ごせます。 | |
1 | |||
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UVインデックスは、ISO/CIE(国際照明委員会)の紅斑紫外線量から求めた指標です。紫外線に対する
皮膚の反応は、メラニン色素の量やスキンタイプなどにより一人一人異なります。ここに示したガイドラインは
あくまでも大まかな目安であることに留意してください。 環境省 紫外線保健指導マニュアル(平成16年4月) |
UVインデックス情報
UVインデックスについての詳しい情報はWHOのホームページで見ることができます。