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Skaugran
Index of
大気-海洋間の
CO2交換モニタリング


1.目的
2.概要
3.成果
4.List
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3.成果

地球環境研究センターが実施する定期航路貨物船の協力によるpCO2観測プログラムの成功を受けて、世界中で貨物船を用いた同様なスタイルの観測が開始されています。2001年から開始されたヨーロッパの共同プログラムではノルウェー、イギリス、ドイツおよびスペインの研究グループが3隻の貨物船と1隻の南極補給船で北大西洋をカバーしています。また、本プログラムはドイツのキール大学による北大西洋中緯度海域の自動車運搬船による観測に協力しています。日本とオーストラリアおよびニュージーランド間に就航する船での新たな観測も、海運会社の協力のもとで2006年から開始されました。

本プログラムでは洋上大気の観測も行っています。大気二酸化炭素測定システムとともに、自動大気採取システムを搭載して洋上大気を採取しており、CO2やCO2同位体、CH4やN2Oなどの温室効果ガスの測定を行っています。さらには、炭素循環や大気化学に関わるO2/N2比や、オゾン、COなどの測定も本プログラムの中で同時に進められています。

CO2 flu data
(画像クリックで拡大表示)
北太平洋海域の大気-海洋間のCO2フラックス強度の季節変化
2月、5月、8月および11月の海洋表層マイナス大気の二酸化炭素分圧差(ΔpCO2)の分布を4年平均として示しています。ΔpCO2が正ならその海洋は放出源、負なら吸収源です。
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