GEMS/Water St.No.080015
信濃川ステーション(久藏興野地点)
カテゴリー:フラックス
新潟市水道局
(新潟県新潟市青山水道1-1)
採水地点は昭和44年に建設された新潟市の上水道の取水塔であり,河口から11.6km上流の地点(信濃川右岸)にある。これより1.7km下流には国土交通省の水質調査地点である平成大橋がある。 取水塔から3.2km下流からは関屋分水路で分流し,海に注いでいる。渇水期には海水が遡上することがあり,これを阻止するために信濃川水門を閉鎖する場合がある。 観測地点は環境基準A類型である。
毎月1回、日時は不定期。 水道水源監視のため実施している。
取水塔先端(取水口)付近の表層水を,バケツを下して採水している。
pH,流量,アルカリ度,電気伝導度,溶存酸素,DO飽和百分率,水温,SS,アンモニア,硝酸イオン+亜硝酸イオン,溶存マグネシウム,溶存フッ素,溶存ナトリウム,溶存カルシウム,溶存塩化物イオン,硫酸イオン,蒸発残留物,T−P,TOC,BOD,COD,大腸菌,大腸菌群,クロロフィルa,溶存カドミウム,総カドミウム,溶存クロム,総クロム,溶存銅,総銅,溶存鉄,総鉄,総鉛,溶存マンガン,総マンガン,総アルミニウム,溶存アルミニウム,溶存亜鉛,総亜鉛,総ヒ素,総ホウ素,総水銀,総ニッケル,総セレン,フェノール類,ベンゼン
環境基準の生活環境項目は,大腸菌群を除いてほぼ基準を満たしている。しかし,降雨時にSSが極端に高くなることがある。健康項目についてはすべて基準値以下である。全般的にみると,ほぼ横ばい状態である。
新潟県内では農業用水が大部分を占め,発電用水,工業用水,上水道の順で利用されている。近年,水上バスやクルージングなどの観光にも利用されている。
汚濁の原因としては家庭雑排水等の生活排水が大半を占めており,新潟市内を流れる支川や鳥屋野潟では特に著しい。また,水質事故は年間100件程度発生しており,油類の流出事故が80%を占めている。