GEMS/Water St. No.080006
相模貯水池相模湖大橋ステーション
カテゴリー:トレンド
神奈川県内広域水道企業団
(神奈川県海老名市社家4587)
相模湖は神奈川県北部に位置する日本で最初に河川総合開発事業で建造された多目的ダムで、相模川(この地域では桂川とも呼ばれる)をせき止めて出来た人造湖である。 昭和19年12月に湛水を開始し、神奈川県の水源として主に用いられているほか、水力発電のエネルギー源としての役割も果たしている。
採水地点は相模ダム上流約250mの場所に位置する相模湖大橋の中心。 取水口は相模湖ダムから約4km下流にある沼本ダム(沼本取水口)で、この地点から取水している。
毎月1回。
橋の中央から表層水をバケツですくい採る。
pH,水温,全リン,イオン状シリカ,全有機炭素,BOD,COD,大腸菌,大腸菌群
水質汚濁指標横目について最近10年間の年平均値には大きな変動は見られない。しかし、相模湖の全リンは最近2年間増加傾向にあり、窒素とリンの富栄養化許容レベル(一般的には窒素0.2mg/L以下、リン0.02mg/L以下)から見ると、依然として富栄養化のレベルが続いている。
近年、湖内の富栄養化に伴う藻類の繁殖により、浄水処理における生物障害がみられる。とくに毎年夏季にはアナベナ由来によるかび臭が発生しており、浄水場では活性炭注入により対処している。かび臭発生機構の解明や、活性炭が高価であることから活性炭の効率的使用が今後の課題である。