GEMS/Water St. No.080024
球磨川ステーション(横石地点)
カテゴリー:トレンド(水質傾向)
熊本県保健環境科学研究所
(熊本県宇土市栗崎町1240-1)
横石は、球磨川の河口(八代市)から約10km上流の山間地にあり、近くに民家が数件あるところで、坂本村役場から約3km下流に位置している。採水地点は横石にある深水橋(ふかみばし)で、全長が156m、幅4mの赤橋で、水面まで12mある昭和41年に建設された古い橋である。近くに建設省の水位観測所があり、そこのデータから横石の流量を算出している。 深水橋の上流約7kmに荒瀬ダムが、さらにその上流10kmに瀬戸石ダムがある。 ここはまた、建設省の観測基準点でB類型になっている。
毎月1回、日時は不定期 水濁法に基づく特定事業場の排水調査(八代市に3工場ある)の採水日に近距離なので、あわせて採水する。
橋の中央から流心の表層水をバケツですくい採る
pH, 流量,アルカリ度,電気伝導度,溶存酸素,水温,SS, 溶存リン,総リン,アンモニア,溶存有機態窒素,硝酸イオン+亜硝酸イオン,溶存マグネシウム,溶存ナトリウム,溶存カルシウム,溶存カリウム,溶存塩化物イオン,硫酸イオン,反応性ケイ素,BOD, COD, クロロフィルa, 総大腸菌数,糞便性大腸菌数,溶存アルミニウム,溶存カドミウム,溶存銅,溶存鉄,溶存鉛,溶存マンガン,溶存亜鉛
生活環境項目、化学成分および細菌類の8年間の年平均値の変動はあまりなく、安定している。しかし、第一次調査の世界82河川の調査結果を比較したところ、シリカとNO3が高いことが分かった。
ダムによる発電、農業用水、鮎の漁、観光(急流下り)等に利用されている。
相良村に建設予定の川辺川ダムの建設是非をめぐり論争が起こっている。平成11年、荒瀬川ダムで赤潮が発生し、県企業局からの調査依頼があり水質調査を実施した。