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GEMS/Water St. No.080011

木曽川ステーション(朝日地点)

カテゴリー:トレンド

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サイト概要

■担当機関

名古屋市上下水道局

(愛知県名古屋市中区三の丸3-1-1)

ステーション名 木曽川朝日
ステーション番号 080011
観測開始日 1940年
位 置 愛知県一宮市上祖父江
(名古屋市上下水道局朝日取水口)
北緯: 35度16分46秒-
東経: 136度43分07秒
標 高 3.5m
川 幅 522.0m
平均水深 2.2m
流 量 378m3/s
全流域面積 5,275km2
上流流域面積 4,956km2
環境基準類型 河川A

周辺状況

■木曽川朝日について

木曽川は、長野県木曽郡木祖村の針盛山(2,446m)の山頂近くにその源を発し、河口までの延長は229kmと、日本で第7番目の長さを誇っている。また、流域面積は5.275km2で、愛知県の面積(5,156km2)とほぼ同じ広さを有し、木曽三川流域全体の流域面積(9,100km2)の6割近くを占めている。木曽川の水質は、水源地域での環境保全、流域の水質保全によって良好な水質が保たれているが、流域の開発による環境変化やダム湖の水質変化は水道水質に影響をもたらす恐れがあることから、名古屋市上下水道局では水源のダムや木曽川上流域、取水口までの木曽川の定点について長期にわたって水質調査を継続している。

■水質データ提供地点

朝日取水場は犬山の下流約30km、木曽川河口から30kmの地点にあり、4km下流の木曽川大堰の背水区内にある。一宮市西部の木曽川左岸に位置し、名古屋市第2の取水場として建設された。朝日取水場は、大治浄水場へポンプ圧送あるいは自然流下により原水を導水している。

観測概要

■調査日

毎月1回

■採水方法

取水口に流入する表層水を採水している。

■観測項目

pH,流量,アルカリ度,電気伝導率,溶存酸素,DO飽和百分率,水温,(SS),(懸濁性リン),溶存リン,全リン,アンモニア,(懸濁性有機態窒素),溶存態有機窒素,全窒素,硝酸イオン+亜硝酸イオン,溶存マグネシウム,溶存フッ素,溶存ナトリウム,溶存カルシウム,溶存カリウム,溶存塩化物イオン,硫酸イオン,溶性ケイ酸,溶存態有機炭素,全有機炭素,BOD,クロロフィルa,大腸菌,大腸菌群数,(糞便性大腸菌群数),溶存アルミニウム,総アルミニウム,総ヒ素,溶存ホウ素,溶存カドミウム,総カドミウム,溶存クロム,総クロム,溶存銅,総銅,溶存鉄,総鉄,溶存鉛,総鉛,溶存マンガン,総マンガン,総水銀,溶存ニッケル,総ニッケル,総セレン,溶存亜鉛,総亜鉛,フェノール類,ベンゼン,(PCB類)
( )内の項目は現在観測していない。

その他

■水質の動向

BODやアンモニアなど汚濁指標項目は長期的な変化が少なく安定している。カルシウムやアルカリ度などの溶存主成分の濃度が低いことが特徴である。

■利水状況

付近に水道用水、工業用水、農業用水の取水口がある。

■水質現況

平成18年度では、木曽川の流況として7月に多雨、8月に少雨傾向であったが、一年を通して平年並みの降水量となった。今渡下流放流量の年平均流量は260m3/secで平年並みの流量(平年値265m3/sec)であった。定期調査として、本川の8カ所(全地点、水域類型A:中津川市の木曽川・中津川流入前〜一宮市の朝日取水口)の調査を実施した。汚濁指標項目であるBODの測定結果を75%非超過確率値で評価すると全調査地点で環境基準が達成されており、犬山第一取水口および朝日取水口における過去10年間のBODは両地点ともほぼ横ばい状態である。浄水処理に影響を与えるアンモニア態窒素についても低い値で推移しており、良好な水質を保っている。

生物多様性領域 GEMS/Water英文(カナダ本部)