成層圏オゾン/紫外線

地球環境研究センターでは、成層圏オゾン層や紫外線を観測する、さまざまなプロジェクトを実施しています。

有害紫外線モニタリングネットワーク
全国の多くの機関による有害紫外線(B領域紫外線;UV-B: 280〜315nm)観測のネットワーク。有害紫外線の地表到達量の全国的な把握を目指している。観測データは、紫外線暴露による健康影響評価などに広く活用される。
UVインデックス
北海道から沖縄まで全国14地点の紫外線情報を毎時オンラインで表示。携帯電話で情報を得ることも可能。指標としてUVインデックス(紫外線の強さを人体への影響を考慮してわかりやすく表した国際的な指標)を用いている。
ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報
国内の北に位置する北海道の落石岬と陸別、南方の沖縄の辺戸岬と波照間および関東地方のつくばの5ヶ所の有害紫外線モニタリングネットワークのサイトで観測された有害となる紅斑紫外線量と、それをもとに計算されたビタミンDを生成する紫外線量を、準リアルタイムに提供している。
成層圏極渦予測
米国の環境予測センター(National Center for Environmental Prediction)が提供している気象予報データを用いた成層圏極渦予測。南北両極の渦位と気温の分布図(00,24,48,72,96時間の予測図)を表示。
※成層圏極渦予測とは、成層圏の北極、南極域の特徴を持った空気塊の位置、形、大きさの予測のこと。
つくばにおける成層圏オゾンモニタリング
オゾンの高度分布を精緻に把握するため、つくばにおける成層圏オゾンを観測するプロジェクト。観測は1988年から2004年までの夜間晴天時に実施された。
北域成層圏総合モニタリング
オゾン層破壊の実態を調べるため、オゾン濃度の全量、高度分布の他、オゾン層破壊関連微量成分を観測するプロジェクト。北海道陸別町の協力・支援のもと、国立環境研究所、名古屋大学太陽地球環境研究所(現宇宙地球環境研究所)による総合観測研究を1997年10月より共同で実施。
ILAS/ILAS-II(極域オゾン層の衛星観測データ)
オゾン層衛星観測センサILASにより観測された極域成層圏におけるオゾン等の大気微量成分濃度の高度分布データベース。ILASは、地球観測プラットホーム技術衛星ADEOSに搭載された大気センサとして環境省(旧環境庁)によって開発された。ILAS-IIはその後継センサ。観測はILASが1996-97年、ILAS-IIが2003年である。