本プロジェクトの概要

陸域生態系に及ぼす地球温暖化の影響を、過去から現在にかけて正確に評価することは、将来の気候変化の予測精度を向上させる上で重要です。陸域の炭素収支量をできるだけ広域かつ高い空間分解能で算出し、国ごと、または地方自治体ごとに算定することが急務とされています。

名古屋大学と国立環境研究所の共同研究グループでは、陸域の炭素収支機能の解明と、炭素収支の観測精度向上に資するため、炭素収支の観測と生態系プロセスの観測を併用した総合的なモニタリングを行い、当分野の諸研究に向けて確度の高いデータを作成しています。

本プロジェクトは、その研究の一環として、陸域生態系における炭素収支量の広域データを提供します。アジアにおける熱・水・炭素収支観測ネットワーク(AsiaFlux)から得られるデータによって炭素収支推定手法を検証し、その手法をもとに全球の炭素収支を 1km × 1km の分解能で算出します。最終的には、温暖化防止対策立案のための基礎データとして、国および地方自治体ごとの炭素収支データ提供をめざします。

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データの閲覧・取得

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