全国酸性雨データベース

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酸性雨調査結果概要

国内の60点を超える観測地点の平均のpHは2003年(平成15年)から2007年(平成19年)では表のように4.6近辺になっており、欧米などに比べても酸性度が高いことがわかります。

表. 降水pHの全国の年平均値

  2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度
pH 4.63 4.70 4.58 4.63 4.62

硫酸イオンや硝酸イオンの沈着量とpHの関係にも相関性がありますが、低いpHは降水量が少ない地域で観測されます。しかし、pHが低い地域が酸としての水素イオンがたくさん沈着してるわけではなく、降水量が多い地域の沈着量の方がむしろ高くなります(図)。自然への影響は、その両面で捉えなければなりません。

詳しくは以下のPDFをご覧ください。

日本の酸性雨の状況について(PDF, 545 KB)

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図. 湿性沈着量の比較(国内) 平成15年度から平成18年度
●は全環研調査(n=67)、○は環境省調査(n=30)